世界遺産の街 ベトナム・ホイアン観光の見どころ

目次

ベトナム・ホイアン

今人気の国ベトナム。
日本からダナンへ直行便が飛ぶようになりベトナム中部へも行きやすくなりました。
その中でも特に人気の高い都市「ホイアン」。古くから貿易の街として栄え、1999年にユネスコ世界文化遺産に登録。
旧市街の町並みがなんともノスタルジックな雰囲気を漂わせる地方都市。ダナンからホイアンまでは車で40分。

今回ベトナムへはホーチミン市から入国しました。
その後、フーコック島 – ホーチミン市  – ダナンと旅した後、ダナンからホイアンへはタクシーで移動。
ホイアンでは2-3日滞在出来れば良いかと思っていたのですが、想像していたより、とっても過ごしやすい場所で予定以上の4泊5日のホイアン滞在となりました。

ベトナムの滞在には15日以内で、パスポート残存期間6ヶ月以上と出国の航空券があればビザ不要。
僕らはベトナムに3週間以上滞在予定だったので予めビザを取得。
ビザ取得はe-visaが簡単で便利です。

ダナン、ホイアンは、3〜8月が乾季、9月〜1月が雨季、10〜12月は大雨と台風の時期。
雨季は洪水が発生し旧市街が水没することも。
細い路地を手漕ぎの船が行き交う写真を旧市街で目にしました。洪水が発生した時だけ、どこからともなく集まる手こぎボート。洪水の時だけの世界遺産路地クルーズ。年に1、2度発生するとのことで、慣れっこのようです。

アンホイ島から見るホイアンの旧市街

ホイアンを訪れたのは4月10日〜14日。
とにかく熱く、日差しが痛い。暑さ対策、日焼け対策は必須です。
市街地での散策はカフェなど建物内に避難出来ますが、ミーソン遺跡など周辺観光の際は入念に日焼け対策を。実際にミーソン遺跡ではあまりの暑さに観光どころではありませんでした。パートナーは熱射病でダウン。

かつて栄えた貿易港

旧市街チケット売場で購入

古くから貿易港として栄えたホイアン。16-17世紀に日本との間に朱印船貿易が行われ、日本からの朱印状発行枚数1位だったのがホイアン。朱印状とは江戸時代、幕府から与えられた赤い印が押してある幕府の日本人海外渡航許可書です。
ベトナム戦火からも逃れたため、当時の町並みを残し、旧市街には見どころが集中しています。
チケットを購入すれば18箇所の指定観光名所に入場できます。5枚綴りで12万VND(2017年4月現在、約600円)。

 ホイアン旧市街のみどころ

来遠橋

ホイアン旧市街で一番の名所、来遠橋(らいおんばし)。覆い屋根のついた木造の橋で、かつては日本人街への入り口だったことから日本橋とも呼ばれています。まずはここを目印にホイアン旧市街の観光をすると街を把握しやすいでしょう。2万ベトナムドン紙幣にも印刷されている来遠橋は日本人が建設したと言われています。ホイアンには朱印船貿易が盛んな時期に1000人以上の日本人が暮らしていたとのことです。

フーンフンの家(馮興家)

来遠橋を渡って直ぐのところにあるフーンフンの家(馮興家)。約200年前に貿易商人の住居として建てられた中国様式の木造建築。

ランタン祭り

トゥボン川での灯籠流し

軒先でお線香を焚きお祈り

毎月旧暦の14日、満月の夜19:00~21:30頃に開催されるランタン祭り。古くからランタンの産地であったことが祭りの由来とされています。綺麗なランタンが街中に飾られ街中が幻想的な光に包まれます。また中心部を流れるトゥボン川ではロウソクの灯ったランタンを流す灯籠流しが行われます。日本の縁日やお盆のような雰囲気で軒先ではお線香を焚き、お供えをします。

裏路地が面白い

ホイアン旧市街は細い路地が数多くあります。大通りには観光客が溢れていますが、裏路地は人影も少なくアオザイ姿の地元民がとても印象深く見えます。カメラ片手に裏路地散策が面白い!

ホイアンは食事が美味しい!

ホイアンは伝統的なベトナム料理から諸外国の影響を受けた名物料理と様々な食事があります。日本の伊勢うどんのがルーツのカオラウや、ホワイトローズと呼ばれる蒸し餃子など美味しいグルメに出会えるのもホイアンの魅力です。今回は実際に食したものの中から、いくつかを紹介します。

世界で一番美味しいバインミーのお店、Banh Mi Phuong(バイン・ミー・フォン)

ベトナム中部はバインミーの本場と言われています。ここBanh Mi Phuong(バイン・ミー・フォン)は行列ができるお店。なんと1日1,500本のバインミーを売るのだとか。個人的にも他の地域で食べたバインミーは「評判ほど美味しくない」という印象だったのですが、ここでバインミーを食べたことでその印象は180°変わりました。ベトナムでの食事の中でベスト3にランクイン。バイン・ミー・フォンは外せないでしょう。

Address: 2B phan Chau Trinh / Open hours: 6am-22pm / Free Wi-fi

ベトナム×欧風 フュージョン料理 Nu Eatery

ホイアンのシンボル来遠橋から直ぐの路地を入ったところにある「ヌーイータリー」。ベトナム料理をアレンジしたフュージョン料理。人気料理のNoodle Miは、例えるならボロネーゼ風うどん? 伝統的なベトナム料理とはちがう国際色を感じるのもホイアンならではです。
10A Nguyen Thi Minh KhaiHoi An, Vietnam

ホイアンの駆け込み寺 侍食堂

ホイアンで日本食が恋しくなったら侍食堂。定食から居酒屋メニューと色々あり、日本で食べる日本食と同じ味! またホイアンで困った事などもここでは日本語で相談できるのも助かります。個人的には「だし巻き卵」に癒やされました。
09 Tieu La StreetHoi An, Vietnam

The Espresso Station

毎朝ホテルやゲストハウスで出されるベトナムコーヒー。濃く、バニラのフレーバーが添加された物が多いので、普通のコーヒーが飲みたいという人も多いと思います。カフェ激戦区のホイアンの中で、旧市街から少し外れにある隠れ家的なコーヒーショップ 「ザ・エスプレッソステーション」は、コーヒー本来の美味しさを味わうことができます。
路地裏にあるお店は雰囲気もよく、滞在に余裕があれば本やガイドブックを持ってゆっくりと時間を過ごすのが良いでしょう。美味しいコーヒーと共に癒される空間です。
28/2 Tran Hung DaoHoi An 563921, Vietnam

ホイアンのその他

今回の宿泊は郊外の小さなホテル

ホイアン周辺には五つ星からゲストハウスまで様々なランクのホテルが多くあります。予算や希望に合わせて選べると思います。また旧市街には古い建物を利用した歴史・文化を堪能できるホテルもあります。
今回は直前にBooking.comで予約。出来るだけ静かな場所でゆっくりと滞在をしたいと思っていたので、郊外にある小さなホテルを利用しました。低価格で不安だったのですが、十分満足のいく滞在となりました。大手ブランドホテルの様なおもてなしは期待できませんが、スタッフはとても気の利く方々でした。静かな郊外での宿泊も選択肢に入れてみてはどうでしょうか?

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この記事を書いた人

映像作家 / WEBディレクター
標高1,000mの高原にて生活。デジタルな制作環境をアウトドアフィールドの中に置き遊びと仕事の境界線を曖昧にしたライフスタイル。
ますます国籍や場所を問わない時代に。世界中どこでも生活・仕事・制作が出来るスタイルへ。

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