つい1ヶ月前に「突然の発表!」とRX100M6が発表されたことを紹介しましたが、「それ以上の突然の発表!」です。

ソニーからRX100M5のマイナーチェンジモデルRX100M5Aが発表されました。発売は2018年7月13日。価格はオープン。店頭予想価格は税別11万円前後。
RX100M6の高倍率、AFスピード、瞳センサーは素晴らしく、デモ機で何度も試しました。ただ、正直レンズが暗くなってしまい、購入をためらっていました。
そこに今回RX100M5Aの登場で心が揺らぐ…
現在M5を愛用している自分は買い換えるべきなのか?
スペックを確認しながら気持ちの整理もしてみたいと思います。
RX100M5Aは何が進化したのか?
大きさ、重量は先代RX100M5と変わらず、
形寸法は101.6×58.1×41mm。本体重量は約272g
ざっくりいうと、M5AはM5から画像処理エンジンを進化させ、最新の「BIONZ X」を搭載。従来比1.8倍の高速処理を実現し、それに伴い性能が向上しています。
レンズは、従来どおりの35mm判換算24-70mm相当F1.8-2.8。
M6のレンズが暗くなってしまい、M5の方が良いと感じた人には良さそうです。
向上した性能
基本性能
- ディテール再現性の向上
- 高感度撮影におけるノイズ粒状表現の向上
- 連続撮影可能枚数の増加(連続撮影Hi時に画質ファインで150枚→230枚)
- EVF表示タイムラグの低減(パネル仕様やポップアップ機構は従来通り)
AF関連
- 瞳AFの検出精度、速度、追随性能の向上
- フォーカスエリア「ゾーン」を追加
- 縦横フォーカスエリア切り替えを追加
- AF時の顔優先設定を追加
- フォーカスエリア登録機能を追加
ホワイトバランス・測光・カスタマイズ関連
- AWBが「標準」「雰囲気優先」「ホワイト優先」に拡充
- 測光モードに「ハイライト重点測光」「画面全体平均測光」を追加
- RAW+JPEG撮影時のJPEG画質選択が可能
- 撮影時のカスタムキー設定が、静止画と動画で独立
- シャッターボタンでの動画撮影(録画開始/停止)が可能
- 5段階レーティング機能の追加
- メニュー画面がカラータブレイアウトに変更
DSC-RX100M5から非搭載になった機能と変更点
- PlayMemories Camera Apps
- マイフォトスタイル
- Eye-Fi対応
- MP4同時ビデオ記録がProxy記録に変更(RX100M4と同じ)
M6のAF性能は嫉妬するほどでした。AFスピード 、瞳AF強化してM6並になった点は嬉しい進化です。
残念な点はタッチフォーカスが搭載されなかったこと。
RX100M5AとRX100M6との違い
レンズ規格が大きな違い。
35mm判換算で
RX100 M5A | 24-70mm相当 F1.8-2.8。 |
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RX100 M6 | 24-200mm相当 F2.8-4.5 |
望遠が必要なく、ボケを楽しみたい、暗い場所でも綺麗に撮影したい、のであればM5Aでしょう。
逆に広角から望遠まで一台で手軽に撮影したい人、例えばライターやブロガー、旅人にはM6が良さそうです。
M6は動画機能が向上しYoutuberに最適な機種かと思いきや、動画撮影時に熱で直ぐに撮影が止まるという問題が起きています。
M5Aは動画撮影はどうなのか?デモ機でテストしたいところですね。旧型M5並に熱に問題なく撮影出来るのであれば、これこそYoutuber向けの機種かもしれません。
購入するべきか?
さて、皆さんは購入しますか?
僕は、タッチフォーカスが搭載されていたら購入を考えましたが、「旧M5」で十分ということで買い替えません!(欲しいけど)
人物撮影やセルフィー撮影をしない人であれば旧M5から買い換える必要はなさそうです。
M6ではなく、今からM5の購入を考えている人にはM5Aはおすすめになりそうですよ。
M5が8万円台前半、M5Aが11万円前後なので旧型を買うという選択肢もありでしょう。
ソニーのマーケティング戦略、スゲーな!
