10万円で韓国へスノートリップ! 前編 (2009年 過去記事)

この記事は旧サイトのバックアップからの再投稿です。内容は2009年当時の情報です。
2018年に大韓民国江原道平昌に冬季オリンピックが開催されますが今から7年ほど前の2009年、仲間と4人で平昌へスノーボード旅行へでかけた際の記事を再度整えて公開したいと思います。

旅の途中でデジタルカメラを紛失するという失態により写真の多くを失ってしまいました。
もう一台のカメラに残った写真と一緒に旅をした仲間から借りた写真で構成しています。

2009.2.4〜2.10の間、韓国へスノーボードトリップへ行ってきました。その旅のレポートを3回に分けて公開します。

旅をすることとなった経緯と計画

この旅をする2年前の2007年の1月。
「韓国のスキー場ってどんなんだろうね?行ってみたいね。」
友達Hitoshiとの何気ない会話から今回の”旅の計画”は始まる。

2007年2月〜3月に韓国へ行こうと計画をするも、若い僕らには時間や旅費等の問題をクリアすることができず計画倒れ。
2008年は、Hitoshiが「ロシアかルーマニアにスノーボードをしに行きたいんだけど、コウちゃん行かない?」と声をかけてくれたが時間をつくることができず、お土産話を聞き悔しい思いをした。
そして、2008年10月。Hitoshiと当時斑尾でリゾートバイトをしていたMayuとの3人でお酒を飲んでいる時
「韓国行かない? せっかくスノーボードしてるんだからスノーボードを利用して旅や人との交流ができたら、絶対幸せだよ!」
この言葉で今回の旅は決行されることとなった。

目的地は一先ずドラゴンバレーとフェニックスパーク

phenexpark

photo: Hitoshi Kemmochi

「とりあえず、ドラゴンバレーかフェニックスパークへ行こう!そこで上手なスノーボーダー捕まえ調子の良いリゾートを教えてもらいながら現地で行き先を決めよう」という無計画な旅が始まる。とりあえずの目的地はドラゴンバレーとフェニックスパークに決定。
また今回は一般的な観光旅行というよりは、どちらかと言うばバックパッカースタイルの「旅」に近い。
リゾートで滞在するとホテル代で1泊US$100〜200は覚悟しなければならないので、リゾートの近くの街で安宿を探し毎日そこからリゾートへ通う方法をとる。

旅の日程は、1月中旬〜後半で1週間〜10日のショートトリップ。
今回の旅は無事に決行されることになる。

スノーボードをする以外は無計画な旅

こうして僕らの旅は決まった。
ただ、韓国へ行くと言う事だけが決まっただけで、それ以外は全くの無計画。
1月6日の時点で日程も決まっていない状態。
ようやく旅行日程が決まったのが1月13日。2月4日〜2月10日の日程で行く事にが決定する。

予算はエアーチケットを含め、全行程で10万円を予定

アシアナ航空 僕らが手に入れたチケットは、アシアナ航空のチケット。
– チケット ¥14,500
– 燃油サージ ¥5,520
– 韓国出入国税 ¥2,140
– 成田出入国税 ¥2,040
– 手配料金 ¥525
— 合計 ¥24,725

ソウルに滞在だけならホテル宿泊が組込まれたツアーでもっと格安感のあるチケットもあったが、僕らの滞在先は未定。

計画では、
4日夜に成田を出発しそのままソウルで1泊。
5日午前中に長距離バスで江原道(カンウォンド)-江陵(カンヌン)へ移動し宿探し。午後には龍平リゾートへ移動しスノーボードをする。
その後、場所や宿を変えながら4日間スノーボードをする。
9日にはソウルへ戻る
10日の午前便で成田へ帰国予定。

江原道観光ホームページ:http://jp.gangwon.to/cyber/jp
江陵市ウェブサイト(日本語):http://jap.gangneung.go.kr

旅の仲間は4人

crew

みんなスノーボードを通じて知り合った友達だ。

ソウルでの宿泊は、Backpacker’s guest house

korea_boardcase出発当日。
僕とMAYUは長野県は斑尾高原から車で成田空港へ。HITOSHIは東京の勤務先から仕事を終え次第直接成田空港に向かう。AKIYOちゃんは一足先にソウルへ向かいゲストハウスで僕らを迎えてくれる予定。

先に出発しているAKIYOちゃんを除き、スノーボードケースを持って来ているのは僕だけ。そのボードケースに3人分のスノーボードを押し込み。チェックインする。ボードケース1つだけで25kg近くある。ソウル到着後このボードケースを持ち移動することを考えると憂鬱になった。

成田空港20:30 – 仁川空港23:10

出国手続きをすまし搭乗時刻までの間にすでにビールを2本。飛行機の中でもビールを3本ほど。仁川(インチョン)空港到着時には既に眠い。

Kim’s guest house

ソウル移動本日の滞在先は、ソウル市内合井(합정 Hapjeong)駅近くのキムズゲストハウス。4人一部屋、1泊15,000ウォン/1人と韓国のゲストハウスとしては妥当な値段だろう。(今回の空港レート、約0.08で1,200円程度)
仁川国際空港から合井駅(一番最初のバス停)までは、リムジンバス(Bus No.6002)で40分ほどで1人9,000ウォン。さらに、合井駅からゲストハウスまでは徒歩15分といったところだろうか。
このバスは下車する際にチャイムを押すシステムだったらしく、それを理解していない僕らは乗り過ごして次のバス停まで行ってしまった。重たいボードケースを転がしながらゲストハウスまで30分ほど歩くことになった。

Kim’s guest house のオーナーは日系企業勤務経験があるらしく日本語が不自由無く通じた。英語もOK。
朝食はパンを自由に食べて良いスタイル。24時間リビングルームのPCでインターネットが可能。また、無線LANもあり持参したMacBook、iPhoneも問題なく接続できた。
バックパッカー経験の無い人でも、韓国人以外の外国人と交流がしたい人、安く長期滞在した人にはオススメできるゲストハウス。

ゲストハウスでは、予定通りAKIYOちゃんが出迎えてくれた。時刻は既に深夜1時。
ゲストハウスの横にあるアパートの1室(ゲストハウスが借りている部屋のようだ)を用意してくれたようで、地下1階にある部屋へ移動。AKIYOちゃんが重たい荷物を1つ運んでくれたのだが階段で靴ひもを踏みつまずく。そして大きな音をたてて階段を荷物が転げ落ちる。
2階の部屋と地下の部屋のドアが開き「うるさい!何時だと思ってるの!!」といった雰囲気で(実際は韓国語なので分からない)上下階のおばちゃん2人に怒られた。
その2人がドアを開けるタイミングがみごとに同時で怒られているのに面白くて笑ってしまった。

seoul_drinking01空港、航空機内でそこそこのビールを飲んでいたが、それでも足りずHITOSHIと2人、近くのお店へ。ビールとマッコリを飲む。韓国のビールはライトでスッキリ。マッコリは飲みやすくウマイ。
「ソウルは案外と英語と日本語が通じるよ」と聞いていたが嘘だ。観光地を離れたら日本語どころか英語も全く通じない。お店でのハングルで書かれたメニューも読めない僕らは周りの人が食べているものを指差しながら注文した。
いい感じにお腹も満たし、ゲストハウスに戻るとすでに3時を回っている。明日は、朝6時出発だ。酔っぱらったうえに、仮眠程度の時間しかない。

朝一での地下鉄移動は7時までに

seoul_subway朝早く6時に出発したのには理由がある。ソウル市内は朝7を過ぎるとラッシュアワーで激混みらしい。本当かどうかわからないがラッシュ時の地下鉄は痴漢パラダイスだと冗談混じりに聞いた。大きな荷物を持っての移動は無理があるだろうと判断し6時にゲストハウスを出ることにする。

Hapjeong(合井駅)から地下鉄6号線Yaksu(薬水駅)にて乗り換え、3号線でTerminal Express Bus(高速バスターミナル駅)まで行く。料金は1,200ウォン。
ソウルから江陵バスターミナルまでは3時間ほどのバスの旅。料金は12,600ウォン。日本円にして1,000円を少し超える程度、安い。路線数も1時間に1本〜2本ほどあり韓国での長距離移動はバスを利用するのが便利が良い。ターミナルのチケット売場では行き先と人数、料金程度は英語でのやりとりができそうだった。

ソウル地下鉄路全図はこちらで入手できます

 

バスターミナル
バスターミナル

バスターミナルにて食事を済まし、いざ江陵へ。中編につづく

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この記事を書いた人

映像作家 / WEBディレクター
標高1,000mの高原にて生活。デジタルな制作環境をアウトドアフィールドの中に置き遊びと仕事の境界線を曖昧にしたライフスタイル。
ますます国籍や場所を問わない時代に。世界中どこでも生活・仕事・制作が出来るスタイルへ。

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