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好きを仕事にする!未経験から映像製作者になった話

近年はYouTuberが子どもたちの「なりたい職業」でトップ3入り。会社に属さず、フリーランスで表現し活動することに注目が集まっていますね。

YouTuber影響で、映像制作に興味がある人も多いのではないでしょうか?
そこで疑問に思うこと、

・どうやって撮影や編集などの知識とスキルを身につければいいの?
・プロとして仕事をするには、どうしたらいいの?

そこで、実際に素人が映像作家になった話を紹介したいと思います。
ちなみに全部僕の実話。

結論からいうと

楽しいからこそ続けられスキルがアガる!
やりたいと思ったことにのめり込めれば仕事にできる!!

ノウハウ的なもの、というより
「楽しいことや努力を続けると人生変わるよ」
という話です。

知識やスキルを磨くことばかりを考えず、楽しみながら続けることで変化はやってきます。

映像制作をすることになるまで

すべての始まりは、高校生の頃にのめり込んだスノーボード

高校生活の3年間は寝ても覚めてもスノーボード。スノーボードの為に生活していたといってもいいくらい。おかげで数年後には世界大会へ出場する程になっていました。

スノーボードやスケートボード、サーフィンなどの横乗りスポーツはファッション性があります。セレクトショップやカフェで横乗りスポーツの映像が流れていることを目にすることはありませんか?このように、スノーボードには映像文化が根付いていました。
スノーボーダーの多くは毎日のように映像を見ていました。映像作品を見てイメージを膨らませスキー場で実践する。毎日この繰り返しです。

不朽の名作『ROADKILL』(1993)

みんなが映像作品に熱中するので、プロスノーボーダーの中からはムービースターが生まれ、クリエイターもトライ&エラーを繰り返し作品クオリティは年々上がるんですね。
スノーボード創世記では、ホームビデオにBGMをつけた程度だったものが、十数年でハリウッド映画と同じ機材を使い撮影し、壮大な演出をする作品がリリースされるまでに進化しました。

The Art of Flight もはや映画!

僕も多分にもれず、スノーボードムービーを見続けてきたことでスポーツ映像が大好きになり、10代の頃はこんな風に「かっこいいスポーツ映像を作りたい」と夢を見ていました。

趣味で始めた映像制作。楽しすぎてのめり込むと起きた変化

社会人になり仕事を続ける日々の中、スノーボードで知り合った友達が趣味でマウンテンバイクのダウンヒルを始めたと知ります。
すぐにマウンテンバイクに興味が湧き、iTunesでMTBの映像作品を探しました。
そこで見つけたのが「Life Cycles」という作品。
これが人生を変える大きな出来事になったのです。

カナダで撮影されたその作品は、当時は珍しい4Kカメラで撮影され、スーパースローモーションを使った美しい映像、手間をかけ撮ったことが分かるこだわりの演出、世界トップクラスのMTBライダーのパフォーマンス、さらにメッセージ性の高いストーリー。

Life Cycles

一瞬で映像に魅了されてしまいました。

この頃、仕事で使っていた一眼レフカメラに動画撮影機能が搭載され始めた時期でした。
今までのビデオカメラと違い映画のように美しい表現できる機材が手元にあったのです。
10代の頃に「かっこいいスポーツ映像を作りたい」と想ったことを思い出しました。

「このカメラでマウンテンバイクの作品を撮ってみよう」

マウンテンバイクをしてみたいと映像を見たことが、映像制作に興味を持つという展開。思いさっそく友達に相談。
MTBの仲間を集めてもらい、ショートムービーを作ることにしました。

今まで頭の中で温めてきたイメージを仲間とともに形にしていきました。

始めて作ったショートムービー

始めて作った映像作品は2日間で撮影。
仕上がったムービーを今見ると流石に素人臭さい仕上がりですが、当時は自分たちでも立派な作品が作れたと、満足でした。

映像制作が新たな趣味になりました。
その後半年間に数本のショートムービーを作り、動画共有サイトへ公開しつづけました。
世界中のMTBライダーやMTB映像制作者から届く「イイネ」と「コメント」が嬉しくて映像制作にのめり込んで行きます。

マウンテンバイクの映像制作を始めて数ヶ月がたった頃、2名の日本人の方から連絡を受けます。

どちらも
「動画を見ました。日本人でこのような映像を作るを始めて知りました。ぜひ一緒にお仕事をして欲しい」
といった内容。

なんとその方々は、
一人はLIFE CYCLESのスポンサーの方
もう一名はそのスポンサーと何十年と一緒に映像制作をしている演出家
の方でした。

「Life Cycles」に衝撃を受けてから1年程。なんと憧れた映像作品のスポンサーからの仕事の誘いでした。

声がかかるきっかけとなったショートムービー

こうして予想もしていなかった映像の世界へ足を踏み入れることになりました。

といってもプロとしての経験も知識もありません。

どうやって制作の知識やスキルを身につけたのか?

「こう撮ったら面白いかも!」

これがすべてだと思います。もちろん撮影技法や知識は大切ですが、機材がコンパクトで高性能になったおかげで一人でも手軽に素晴らしい演出ができます。

制作を始めた当初は
・機材の進歩により、従来のように大人数でロケをして映像を作る時代じゃない
・知識は経験よりも表現する演出センスの方が大切
・何より楽しみながら挑戦する気持ちがあれば素晴らしいモノを作れる気がする
と感じていたこともあり、頭の中で膨らませたイメージや挑戦してみたい制作技法を試しながら作品作りをしました。

スキルよりアイデアが大切。トライ&エラーを繰り返そう

僕が映像制作をしはじめた頃に、ゲームチェンジャーと呼ばれるカメラが登場しました。

Canon EOS 5D mark II。

5Dmk2は、映画のように美しい映像が撮れる一眼レフとして映像業界を一変させました。
今までCMや映画は大人数で大がかかりな機材と大規模予算が当たり前。それが、たった一人で今まで数千万かかっていたのとものに近い映像が撮れるようになった衝撃は凄かった!

機材が手頃になると、必要だった撮影の技法やスキルなども、今まで必要だった下積み経験が必須ではなくなりました。
その代表がYoutuberですね!彼らはカメラとマイク、PCで実験的に制作を繰り返し配信の質を上げています。

今大切なのは演出力

あっと驚かせるストーリーや演出の方がはるかに大切で、手頃な機材で実験のようにトライ&エラーを繰り返せばOK。
技法や演出力の上がる機材情報はインターネット上に転がっています。

クオリティの高い映像や演出を見たければVimeoで作品を見つける良いですし、喋りや面白いコンテンツは人気Youtuberの動画を見れば参考になります。

もしテレビCMや映画を撮る機会が巡ってきたら、プロ機材はレンタルできるし、機材専門のスタッフを雇うこともできるので、技法やスキルよりもアイデア・演出力がとっても大切です!

映像制作者になるための方法や知識

ここで、映像制作の仕事について少し触れておきます。

映像制作といっても沢山の分野があります。
企画から参画したいのであれば、テレビ局、映画会社、広告代理店などが候補にあがります。
撮影をしたいのであれば、まずはカメラアシスタントする方法もあります。
個人的には、大きな仕事に携わりたいのであればテレビ局や代理店、制作会社が良いと思います。

もっと自由に映像表現したいのであれば、いきなりフリーランスという選択肢もアリ。
といってもいきなり仕事を見つけるのは難しいので、まずはいくつか作品をつくって営業に回ったり、映画祭などのコンテストに応募すると可能性は広がります。
制作や撮影のアルバイト、ボランティアに参加するもの良い経験になります。
僕の自主制作を手伝ってくれた人の何人かは未経験でしたが、その後映像制作の現場で活躍しています。

転職サイトや転職コンサルも活用しましょう。
制作会社の事例を見て気になる会社があれば直接問い合わせして見るのも良いと思います。
映像関係の仕事に転職・就職できるサイトはいくつかあります。
人気なのはシンアド。映像制作会社や広告やマーケティングなどに特化した転職エージェントです。

映像制作の役割

制作

スケジュール、予算、プロジェクトの進行を段取り・仕切ります。プロデューサーになりたい場合は制作として経験を積むとよいでしょう。

演出

ディレクター・監督と呼ばれる役ですね。

技術

撮影や照明などの機材ペレーター。プロダクション作業です。
編集もこの役に入ります。編集作業のことをポストプロダクション(ポスプロ)と呼びます。

CG

コンピューターグラフィックを担当します。タイトルから3D、キャラクター、モーショングラフィックと専門に分かれていることが多いです。

フリーランス

フリーランスは上記の役割の中から1つ以上または全部の役割をこなす必要があります。大変ですが自分の得意な分野で勝負できます。
僕の場合はほぼ全部の役割をこなしています。もちろんプロジェクトによっては、一部を外注スタッフに任せたり、僕が外部スタッフとしてプロジェクトに参画することもあります。

ジャンル

さまざまなジャンルがあります。ジャンルによって制作方法や現場の常識が違ったりすることも。いくつかのジャンルを上げておきますね。

  • ドラマ
  • ドキュメンタリー
  • CMやプロモーションビデオ
  • ミュージックビデオ
  • ウェディングビデオ
  • WEBコンテンツ向けビデオ
  • Youtuber

映像制作は今後も発展する業界だと言われています。今までのようなテレビ向けの動画制作だけではなく、YoutubeやInstagram向け、C CHANNELなどに代表される独自コンテンツサービスは今後も増えるでしょう。サイネージ向けの動画や、将来はAIを使ってコンビニのレジに購入者に合わせた広告動画を流すなんていうこともあるかもしれません。

自主制作は続けよう

仕事での制作は自分の思い通りできない事の方が圧倒的に多くなります。

「自分の作品が作りたい」

きっとそう思うはずです。
自分の作品作りは続けるべきです。演出力や技法を試すためにも定期的に作品制作をするべきです。

僕も仕事で制作を始めて直ぐに思い通りの制作ができないことの不自由さを感じました。
そこで次に取った行動は「長編作品を作る」でした。
この話は、またの機会に。

仕事で制作した事例を見たい方はこちら!

まとめ

楽しみながら、実験しながら、映像制作を続けるのがプロへの近道!
・作った作品を使ってフリーランスになる
・転職エージェントや、制作会社へエントリーする

ABOUT ME
KOICHI MAKINO
映像作家 / WEBディレクター 標高1,000mの高原にて生活。デジタルな制作環境をアウトドアフィールドの中に置き遊びと仕事の境界線を曖昧にしたライフスタイル。 ますます国籍や場所を問わない時代に。世界中どこでも生活・仕事・制作が出来るスタイルへ。