多くのプロカメラと同様の機能を持つコンパクトカメラで、今回は特別な撮影プロジェクトに挑戦しました。これまでの経験から、海外での撮影仕事にもこのカメラ一台で臨むことが可能です。
一般的に、取材や広告用の写真撮影にはデジタル一眼レフやミラーレスカメラが使われることが多いですが、個人的な撮影にはスマートフォンも十分です。しかし、今回のようなプロフェッショナルな用途では、より高性能なカメラが求められます。
今回の撮影は、タイでのゴルフ関連ビジネスの取材でした。荷物を最小限に抑え、移動が多い中で高品質な写真と動画を撮影する必要がありました。当初はミラーレスカメラを携帯する予定でしたが、最終的には軽量で高機能なコンパクトカメラ(SONY RX100)のみを持って行くことに決めました。
コンパクトカメラの利点と限界
プロのカメラマンが好むカメラの大半がデジタル一眼レフまたはミラーレスであり、その理由は多岐にわたります。交換可能なレンズ、大型センサー、高速フォーカス、豊富な設定変更の速度と耐久性などが挙げられます。しかし、コンパクトカメラの最大のメリットはその持ち運びやすさです。ポケットに収まるサイズ感で、動きやすい環境でも素早く高品質な写真を撮ることができます。
撮影技術とカメラ設定
このカメラの主な撮影モードは「プレミアムおまかせオート」で、ほとんどのシーンをこのモードで撮影しました。細かな設定に時間がかかるため、効率的に操作することが可能です。ただし、シャッタースピードの調整や背景のぼかしを求める場合には、SモードやAモードを選択しました。
カメラの特性を最大限に活かす
スポーツ撮影では、シャッターのタイムラグが一眼レフと比べて大きく、瞬時のタイミングで撮影することが難しい場合があります。そのため、連写モードを活用しました。このモデルでは秒間24コマの速度で撮影可能で、映画の撮影と同じ速度でシャッターが切れます。これにより、撮り逃しのない撮影が実現します。
カメラの適用範囲とおすすめの使用者
このカメラはプロカメラマンのサブカメラとして、または撮影が主たる目的ではない場合の雑誌やブログの取材用に最適です。また、カメラの知識が少ないが商用写真を撮る必要がある方にも適しています。小さくて機動力があるため、普段取りにくい姿勢での撮影にも強みを発揮します。
毎回このカメラを推すのは、その使いやすさと優れた写真品質のためです。このカメラで満足できない場合は、より専門的なカメラへのステップアップも検討してみてください。
RX100はこんな人におすすめ
プロカメラマンで今回のようにRX100だけで仕事をするなんて、よほど特別なことがない限りあり得ないと思います。
移動が多い、荷物を増やせない、撮影が主たる目的じゃない場合などにオススメできます。